Life in Japan as an An English teacher’s

現役中高英語教員が生きていくあれこれを紹介。興味のまま、雑多に紹介します。A blog about various ideas by a Japanese English teacher in a Japanese school.

バドミントン初心者ありがちパターン

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バドミントン初心者がはまりがちなパターンを3つ紹介します

 

初心者ありがちパターン  

 その① サーブレシーブをすぐあげる

 その② クロスが多い

 その③ ドロップが多い


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初心者ありがちパターン  その①

サーブレシーブをすぐあげる


<展開>

サーブレシーブをあげる

   ↓

スマッシュを打たれる

   ↓

レシーブ主体の展開に追い込まれ、後退する

   ↓

前方を空けさせられ、不利な展開を強いられる


<理由>

とてもわかりやすい展開をなぜ起こしてしまうか、その最大の理由は、心の準備不足です。もう少し詳しく説明しますと、プッシュを打つ準備です。レシーブの選択肢のうち、行動までに素早く反応しなければならいのがプッシュです。プッシュとは、つまり最も早く、最もネットに近い位置で、反応しなければならないショットなのです。つまり、プッシュを第1選択にしておけば、プッシュがうまくいかなくても、他の選択肢が残ります。裏を返せば、ネットから最も遠く、地面に最も低い位置で打てる、あげる返球(ロブ)とは、最も時間を費やせる最後に残った返球なのです。


<メカニズム>


準備ができていない

  ↓

シャトルが飛んでくる

  ↓

手前で処理できない

  ↓

シャトルが手元に飛んでくる

  ↓

プッシュ、ヘアピンの選択肢がなくなる

  ↓

シャトルをあげる(ロブ返球)


<解決>

レシーブ返球は次の優先順位で準備する、①プッシュ②ヘアピン③ロブ


*シングルスの場合、優先順位は変わらないが、後方のサーブ領域が広く、やや後ぎみに待つ必要があり、高めのサーブが主体になることも多いため、実際には、ロブ・クリア・ドロップ、スマッシュの返球の方が多くなります。しかし、相手にとって打ちやすい上げ玉を返さないようにするのは、やはり同じです。


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初心者ありがちパターン  その②

クロスが多い


<展開> (対戦相手が同じ聞き手の場合)

・シングルス


クロスを打つ

   ↓

ストレートを打たれる

   ↓

バックハンドのレシーブに追い込まれる


・ダブルス


クロスを打つ

   ↓

ストレートを打たれる

   ↓

準備のできていないパートナーに撃ち込まれる


<理由>

正しくストレートを打つためには、シャトルを正面に取らえ、体をまっ直ぐに整える必要があります。しかし、フットワークが間に合わず、体がねじれる。結果的に、クロスを打つ。クロスの2つの大きな特徴は、ストレートと比較すると①サイドが変わる、②距離が長い

の2点です。同じ利き手同士であれば、フォアで打ったクロスの行き先は、相手のフォア、です。そして、その相手のフォアからのストレートは、より早く自分のコートに戻ってきます。これが不利な状況に追い込まれる理由です。


<メカニズム>


フットワークが間に合わない

  ↓

体を正面に向けられず、結果的にクロスを打つ   ↓

ストレートを打たれる

  ↓

シングルス)バックハンドのレシーブに追い込まれる

ダブルス)準備のできていないパートナーに撃ち込まれる


<解決>

フットワークを徹底し、シャトルを正面からとらえる習慣をつける。ストレートが定着するとストレートからクロスに切り替えることができる。逆(クロス態勢からストレート態勢)は、不可。


*クロスショット自体は、使い方次第で、有効なショットになる。問題は、選択肢がなく、無意識に打ってしまう状況です。先の特性を利用すれば、

①利き手が反対の相手にとっては、バックハンド側のショットになる

②ダブルスで、ペア間に差があり、強い方のパートナーに、球を集められる

という活用ができます。ただし、どちらも意識的におこなうことが大切です。


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初心者ありがちパターン  その③

ドロップが多い


<展開>

後ろに追いやられる

  ↓

ドロップを打つ

  ↓

前が空きを攻められる


<理由>

後に追いやられたときに、クリアを返すのは気力と体力が必要なため、最小の力で相手のコートに入れようとします。体力やフットワークに自信がないため、クリアを打ってラリーを続けることにためらいを持ち、すぐに終わらせたがるのです。


<メカニズム>


フットワークに自信がない

  ↓

後方に追いやられる

  ↓

ラリーを嫌がって、決めにかかる

  ↓

ドロップを打つ

  ↓

空いた手前に返される


<解決>

クリアを主体に、相手の前方が空くまでラリーを続ける。ドロップを打つ場合は、その特性を踏まえ、返球に備え、素早くセンターに戻る。


*ドロップの特性:相手のコートに最短で入るショットである反面、その分返球も早くなるため、追い込まれているときには、避けたい。