入門練習 素振り
超基本中の基本練習です。バドミントンを始めると最初にする練習です。慣れる為にも、素振りは、質と量をしっかり取り組みたいです。今回は主要な素振り、6種を紹介します。
フォーム作りに慣れたら、時間と回数の設定してメリハリをつけて練習します。(例: 50回 1分 3セット)
紹介する素振りの種類
・オーバー
・サイド フォア側
・サイド バック側
・アンダー フォア側
・アンダー バック側
・(手首のみ) バックハンド
<オーバー>
最も基本のショット。クリア、ドロップ、プッシュに使用します。
1: 利き手と同じ足を後ろに引き、ラケットを構える
*注意点
肩と上腕が水平になり、ラケットのヘッドが頭の上にあり、肩・肘・ラケットのヘッドで、直角三角形ができていることを確認します。
2: 腕と脚を同時に前へ出し、前方斜め前でシャトルを打つイメージで、ラケットを振る
*注意点
最も高く、鋭いショットが打てるよう、シャトルを捉える瞬間に、腕と手首が伸びていることを確認します。
3: 振りと同時に脚を前へ出し、ラケットを反対の脇まで振り切る
<サイド フォア側>
横のシャトルに反応するショットです。フットワークと合わせて身につけます。
1: 肩幅に足を開き、ラケットをたて、正面を向く
2: 利き手側の足を横に踏み出し、半身ごと肘を引く
3: ラケットを振り、もとの姿勢に戻る
*注意点
ラケットを振る際に、肩→肘→手首の順に伝わるよう意識します。
<サイド バック>
1: 肩幅に足を開き、ラケットをたて、正面を向く
2: 利き手側の足を、反対側の足の前に踏み出し、肩を前に出すイメージで、ラケットを反対側に構える
3: バック側で、ラケットを振り、もとの姿勢に戻る
*バックハンド: オーバーハンドで、シャトルを打つ面とは、反対の面で打つことをバックハンドといいます。ラケットに決まった面があるわけではなく、フォア面に対してバックハンドといいます。バックハンドは、グリップの広い部分に親指を立てて、手首を倒してシャトルを打ちます。素振りを始める前に、ラケットを目の前に掲げ、手首を返す練習をするといいです。
<アンダー フォア>
下からすくい上げるショットです。まずはしっかり振ります。ロブで使用します。
1: 肩幅に足を開き、ラケットをたて、正面を向く
2: 利き手側の足を一歩前に踏み出し、半身ごと肘を引き、手首を立て、ラケットのヘッドを後ろに下げる
3: 手前低い位置でシャトルを打つイメージでラケットを振り、もとの姿勢に戻る
*注意点
踏み出した脚を曲げ、全身でシャトルを打つイメージを持ち、後ろの脚は、地面についているようにします。
<アンダー バック>
1: 肩幅に足を開き、ラケットをたて、正面を向く
2: 利き手側の足を、反対側の足の前に踏み出し、肘を前に出すイメージで、前傾姿勢になる
3: 肩・肘・手首の順で、手前低い位置でシャトルを打つイメージでラケットを振り、もとの姿勢に戻る
<(手首のみ) バックハンド>
コンパクトにラケットを振る練習です。バドミントンのショットは、最終的に手首で仕上げます。
1: ラケットをバックハンドに構える
2: 回転させるイメージで、手首のみでラケットを振る
注意:手首を柔らかくし、肘は固定して肘から先のみを動かす。
☆ヒント:ラケットなしの素振り
ラケットを持つと、意識が散漫になり、イメージとかけ離れる場合があります。ラケットなしの素振りをメニューの間に挟むことで、ラケットを振るイメージが頭にあるかぎ確認できます。タオルなどを使うのも有効です。